仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか? | 飯野謙次 |本 | 通販 | Amazon
本のかんたんな紹介
インプット(見る・読む・聞く)が上手になるノウハウ80個をまとめた本。
インプットの質を高めることは、仕事はもちろん趣味から生活まであらゆる場面で生きてくる。
人生を豊かにするためのインプット術を、基本のルールからコツまで、全方位的に解説している本。
なぜこの本を読んだのか
上司から、樺澤先生の仕事についての動画を勧められたのがきっかけ。
youtu.be
仕事をきちんと前進させるためには、インプット(見る・聞く・読む)を漏れなく行うことが重要とのこと。
インプットが雑だと、そもそもやるべき仕事を認識できないらしい。確かにそうだ・・・
要点をいくつかまとめる
インプットは記憶に残して初めて成立する。インプットしたものは何とか記憶に残す必要がある。
インプットの基本的なルール
- 何となくのアウトプットは記憶に残らない。
- インプットの前に、目標または問いを立てる。目標や問いがあると、脳は自然とその解答を探すようになるので、解像度高くインプットできる。
- あらゆるインプットはアウトプット前提(AZという。OutputZenteiではないのね笑)ですること。AZだと情報収集のアンテナがより強く立つので、インプットのもれが少なくなる。
- 自分が知りたい分野を意識すること。意識することで自然とアンテナが張られ、知りたい分野の知識をキャッチしやすくなる。
- 記憶は感情(喜怒哀楽)と紐づくと強く残る。感情とセットでインプットする工夫をすると良い。
- やりたいこと・知りたいことはモチベーションが高いうちにインプットする。
読むこと
- 何かを学ぶうえで、読書は最初のステップに最適
- 量より質が大事。また、読んだら必ずアウトプットすること。月に3冊読む&アウトプットくらいのペースから。
- 深く読み、他人に説明できるレベルまで理解することが大事。
- 効率よく読むために、まず目次と全体をパラパラ眺めて全体の構成を理解することが大事。
- 抱えている課題についての本を読むと、課題解決につなげることができる。
聞くこと
- 生で聞くことは大事。非言語情報から多くのインプットを得られる。
- メモは重要なことのみ書き出す。漏れなく取ろうとすると、重要な内容への意識が薄れ、得られるものが少なくなる。
- 目的を持ってきくこと。
- 質問を前提に聞くこと。
- メモを取ることで、集中力が上がってインプットの質が上がる。たとえメモを見返さなくても。
成長につながるインプット
- 周りをよく観察することで、コミュニケーション力も上がるし、人間関係も良くなる。更に、情報収集力も上がる。
- 見るアウトプットは、観察力で決まる。
- アウトプット前提で詳しく観察する。
- 人間観察も良いトレーニングになる。
- 会話しながら相手を観察し、相手の気持ちを読む
- その他街歩きや、映画鑑賞、絵画鑑賞で鍛えることができる。
- インプットから3週間ほどたったのち、内容を見返すとよい。
- インプットを続けたら、休憩時は何も見ないことが大事。スマホを見ると脳がつかれたまま回復しない。
インターネットからのインプット
- 知恵と知識、情報の割合は1対3対7。人や本から知識を得ることができ、これをアウトプットすることで知恵となる。インターネットの情報は無駄な「情報」が多いので、リソースを使いすぎないように注意する。
- インターネットの情報は誤りが多いので、「誰の情報か」「どこに載っているか」に注意を払うこと。根拠はあるのか、個人の見解なのかどうかの意識も大事。
- 必要な情報を自動で収集する仕組みが大切。
- スマホの使用は1日1時間位内が望ましい。
- 気になったSNSの投稿は、シェアすること。気軽なアウトプットで、他人にも貢献できる。
その他
- インプットしたあとは、内容を思い出して書き出すと良い。
- 人間が一度に意識できることはせいぜい3つ程度しかない。欲張りすぎずに、3つ意識してインプットとアウトプットに取り組むこと。定着したら、次の3つに取り組むとよい。
- 脳内図書館を構築するイメージで、分野ごとに知識を整理するとよい。
- 寝る前はインプットのゴールデンタイムなので、おぼえたいことをインプットする。逆に別の娯楽をインプットしてしまうと、記憶が衝突して定着しづらい。
- 運動することで脳機能が向上するので、週2回で合計2時間以上の運動をすること。
- 休憩は「運動する」こと。
読み終えた感想
工夫するだけで、インプットの質が上がりそう。地道にがんばりたい。